こんにちは。

今日は、治療で外した「銀歯」について、ちょっとしたお話をしたいと思います。

歯の治療で長い間お口の中で使っていた銀歯。

ときどき、患者さんから「これって持って帰れますか？」「売ると価値があるんですか？」と聞かれることがあります。

確かに、銀歯にはパラジウムなどの貴金属が含まれており、金属資源としての価値はゼロではありません。

しかし、実際には「売ればすぐお金になる」というような単純なものではありません。

 

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■ 銀歯はただの金属ではありません

 

私たちが外す銀歯は、**あなたのお口の中で何年も一緒に過ごしてきた“体の一部のような存在”**です。

毎日の食事、会話、笑顔の中でずっと頑張ってくれていた小さな相棒。

そんな銀歯は、取り外したあとは「医療器具」と同じように、慎重に、衛生的に扱う必要があるものなんです。

 

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■ 患者さんが持ち帰っても…実はあまり得にはならない？

 

「これ、売ったらいくらになるんですか？」というご質問もありますが、

実は、銀歯1本を個人で売るのはとてもハードルが高いです。

 

• 中に樹脂や汚れがついていることが多く、専門的な処理が必要
• 貴金属として分析・精製するには専門の業者が必要
• 小さな1本では重量が足りず、買取できないケースも多い

 

仮に業者に依頼できたとしても、手数料などがかかり、思ったより金額にならないのが現実です。

 

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■ 安全と衛生のため、医院でお預かりしています

 

当院では、外した銀歯は医療廃棄物またはリサイクル金属として、安全に処理できるルートで対応しています。

また、還元された金属代は、子供たちのための社会活動を行う団体に寄付しています。

感染対策や衛生管理の観点からも、患者さまにお持ち帰りいただくことは控えさせていただいておりますが、どうしても欲しいという方はスタッフにご相談ください。

「ただの金属」ではなく、あなたの体の一部として働いてくれたものだからこそ、私たちは最後まで責任をもって処理したいと思っています。

 

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気になることがあれば、いつでもお気軽にお声がけくださいね。

これからも、お口の健康を一緒に守っていきましょう！