喉が渇いて、つい甘い飲み物をたくさん摂っていませんか?
夏は意外に甘いものを多く摂取しがちです。
実は砂糖以外にもいろいろな種類の甘味料が、さまざまな食品に使用されています。
今回は甘味料についてのお話です。
甘味料は、大きく糖質系甘味料と非糖質系甘味料に分かれます。
- 代表的な糖質系甘味料…砂糖、ブドウ糖、果糖、オリゴ糖、キシリトール等の糖アルコールなど
- 代表的な非糖質系甘味料…ステビア、アスパルテームなど
「非糖質系甘味料」は幅広く使われている?
「シュガーレス」「カロリーゼロ」「糖類ゼロ」等と表示されている食品の多くには、非糖質系甘味料が使用されていることがあります。
低カロリーだから、砂糖が入っていないから、と言って、摂り過ぎないように注意しましょう。
甘味には依存性があり、また一部の甘味料には、長期的に取ることによる健康に対する影響が、指摘されているものもあります。
キシリトールは糖質系甘味料だけど、虫歯にならない?
それでは歯科医院でお馴染みのキシリトールはどんな甘味料でしょうか?
キシリトールの「糖アルコール」は、糖質系甘味料の中でも、虫歯の原因となる酸が生成されない甘味料です。
また、カルシウムと結合する特性から、歯の再石灰化を促す効果があります。
ガムを噛みながら唾液を分泌することによって、より高い虫歯予防効果が期待できるのです。
しかし、1日の摂取量に目安があるのは他の甘味料と同じです。
摂り過ぎるとお腹が緩くなるなどの症状が出る場合もありますので気を付けましょう。
キシリトールは100%じゃないと意味がない?よく見て選ぼう!!
虫歯予防のために摂取するなら、キシリトール100%を選びましょう。
キシリトールが100%ではなく、他の糖質系甘味料が使用されている場合は、虫歯予防効果はありません。
甘味料は糖質系、非糖質系にかかわらず、取り過ぎないことが大切です。
甘味料のそれぞれの特性を知って、上手に取り入れましょう。