フッ素が虫歯を防ぐ3つの働き
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歯の再石灰化を助ける
食事や間食のたびに、歯の表面のミネラル(カルシウムやリン)は酸で溶け出します(脱灰)。
フッ素は、その溶けたミネラルを歯に戻す「再石灰化」を促進します。 -
歯質を強くする
フッ素が歯の表面に取り込まれると、「フルオロアパタイト」という酸に強い構造に変化します。
これにより、むし歯菌の酸で溶けにくい丈夫な歯になります。 -
むし歯菌の活動を抑える
フッ素は、虫歯菌(ミュータンス菌など)の酸を作る働きを弱め、菌の活動を抑制します。
⭐高濃度のフッ化物は歯科医院や市町村の乳幼児検診等で塗布することができます。
~年齢別フッ化物配合歯磨剤のフッ化物濃度と使用方法~
歯の萌出~2歳・・・900~1000ppm 使用量・・・米粒程度(1~2㎜程度)
3歳~5歳・・・900~1000ppm 使用量・・・グリーンピース程度(5㎜程度)
6歳~成人・高齢者・・・1400~1500ppm 使用量・・歯ブラシ全体(1.5㎝~2㎝程度)
フッ化物配合歯磨剤使用時の注意点
🔼歯磨き後のうがいはフッ素の効果がなくならないように少量の水で1回ぐらいにしましょう。
🔼寝る前の使用が効果的です。乳幼児では保護者が仕上げ磨きの時に使用しましょう。
🔼フッ素を使用すれば、むし歯が絶対にできないという訳ではありません!毎日の歯磨き習慣が大事です
特にお子様の萌出直後(生えだしたばかり)の歯はフッ素で歯を守ることが大切です!
毎日フッ素入りの歯磨剤を使用していただき、定期的に歯科医院で高濃度フッ素を塗布してむし歯予防をしていきましょう!
ご相談などございましたらスタッフまでお声がけください。


