床矯正・顎顔面矯正治療
お子様の歯並びや顎の成長に関するお悩みに対し、中央歯科クリニックでは「床矯正」と「顎顔面矯正治療」という2つのアプローチで、お子様一人ひとりの健やかな成長をサポートします。
床矯正(しょうきょうせい)とは
「床矯正」は、特にお子様の成長期(主に6~12歳頃の混合歯列期)に行われる矯正治療です 。取り外し可能な装置を使用し、顎の成長をコントロールすることで、歯がきれいに並ぶためのスペースを確保する方法です 。

子どもの床矯正のポイント
項目 | 内容 |
対象年齢 | 主に 6~12歳ごろ(混合歯列期) |
使用装置 | プラスチック製の取り外し式の装置(ネジで広げるタイプなど) |
装着時間 | 家や寝ている間など 1日14時間以上が目安 |
目的 | 顎の骨の成長を利用して、将来の歯並びを整えるための準備 |
メリット | 抜歯せずに済むことが多い・痛みが少ない・見た目が目立たない |
注意点 | 装着時間を守らないと効果が出にくい・自己管理が必要 |
子どもにとってのメリット
- 将来的に本格矯正の期間や負担が軽減される可能性がある
- 顎の発育が促され、噛む・話すなどの機能も育ちやすい
- 小学校低学年から始めると、本人の協力意識が育ちやすい
よくあるお悩み
お悩み | 回答 |
「ちゃんと装着してくれるかな?」 | 保護者の声かけと、わかりやすい説明が大切です。 |
「永久歯がまだ生えそろってないけど…」 | むしろ成長期に合わせた早期対応が効果的です! |
「痛くないの?」 | 通常は強い痛みはありませんが、調整時に少し違和感が出ることがあります |
顎顔面矯正治療
顎顔面矯正治療は、不正咬合に対し、顎の骨全体の発育を促し、顎顔面の健全な状態と美しい健康な歯並びを作る治療法です 。
顎顔面矯正の大きなメリット
- 抜歯を避けられることが多い
- 後戻りが少ない
- 口呼吸が改善する
- 気道が広がりやすい
- 全身の健康にも良い影響がある
顎顔面矯正では、主に急速拡大装置を使って顎の骨を広げていきます 。従来の床矯正が歯の傾斜移動を主としており、顎の骨自体を広げることが難しく後戻りが多いという問題があったのに対し、顎顔面矯正は顎の骨全体を広げることを目指します 。
また、永久歯列が完成するのを待ってから抜歯矯正を行う場合、歯を失うデメリットに加え、気道が狭くなり睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まる可能性があります 。顎顔面矯正治療では、これらのデメリットがなく、むしろ気道が広がり口呼吸が改善しやすいという特徴があります 。



不正咬合でお悩みであれば、ぜひ一度ご相談ください。中央歯科クリニックは、健康な子どもたちが少しでも増えることを願っています 。